今回の大震災について、みなさん周知の通り多大の被害と犠牲者が出てしまいました。
その中でも、特に高齢者や身体の不自由な方、お子さんなどは緊急の対応に間に合わなかったケースが大変多かったのではないかと思います。
車椅子、座位保持装置のユーザー様においても同じことが言えると思います。
本当に、残念で悔やまれて、心からご冥福をお祈り致します。
また、避難生活を余儀なくされている多数の方々へ、どうかあきらめることなく望みを持ち続けてください。
こうして久しぶりに書き込んでいますが、発生から今日まであまりのショックにこのブログに向かうことができませんでした。
ただ、今日、思ったことは、私たちが日常当たり前のように向き合っている「座位保持装置」という業務も、よく考えたら人工呼吸器を付けたお子さんや、重度の四肢麻痺で寝たきりのお子さんなど、
生活困難な方々へ向かうお仕事なのです。
お仕事を中断してでも被災地での救助活動にあたりたいという思いがある中で、実は今までの毎日の業務自体が生活困難者のお手伝いそのものだったのだな、ということに気づき、やはり自分はこの子らの命のために現場を離れるわけにはいかないのだと強く実感しました。
ですので、今回の災害に関して、救助にあたられるすべての協力者の皆さんに対して、自分の代わりに本当に頑張って、くじけず出来るだけ多くの方を救済できるよう、心からお願いしたいのです。
よって、私は気丈に、ひたすらこの「座位保持な毎日」をつづり続けることに徹したいと思います。
さっそくです。
おチャンコ倶楽部から生まれたNEWアイテムのご紹介です。
以前、モールドクッションにおける送風システムをご紹介したことがあると思いますが、最近、やっとひとつの仕様としてまとめることができました。
名付けて、 「デ・ラ・サブ・システム(通称:サブちゃん)」 です!!

このような一見普通の座位保持装置ですが・・・

サイドにバッテリーホルダーがついております。

そして、モールドクッションの腰のあたりから強力に「吸気」しまして、背中の広範囲にわたって
「送風」することができます。
今までの外気吸入、一点集中送風から大幅にエボリューションされました、と言えるでしょう!!
本当に寒くて、方言では「さぶい」と言いますが、「風邪を引かれても一切責任を負いませんのであしからず!」です。
これで「暑がりさんよ、グッバイ!!」となることができるでしょうか?
非常に楽しみです。
また、この「デ・ラ・サブ・システム(通称:サブちゃん)」には、厚生労働省の基準価格は適用されませんので、しばらくはおチャンコ倶楽部さまに限り試験的に装着となることをお許しくださいませ。
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