新型コロナウィルスの影響で、日常生活のさまざまな場面で変化が生じていると思います。
ずっとおうち時間も、いろいろな意味で過酷な状況だと思います。
まして、身体にハンデを負ったお子さんたちは、もしかしたら自宅での座位保持装置に座る機会も少なくなっていないだろうか...
そんな想像すら頭の中を駆け巡ります。
椅子に座る、ひとことですけどこれがそれぞれの事情や課題で困難なお子さんがたくさんみえます。
そもそも座るという状況そのものには、とても良い効果があると言われています。
それは生命維持機能的にも、人間としての豊かな経験獲得のためにも、思っているよりかなり大きな意味合いを持っていると考えられます。
ずっとおうち、ずっとSTAY HOME 、ただそれだけでも大変なストレスかと思いますが、
可能なかぎり、少しでも座位保持装置に座らせてあげる機会を持って頂けたらと思います。
学校やデイサービス、通所施設ではさまざまな専門家や介護スタッフさんたちによって座位保持装置に座らせてもらえる環境が備わっています。
ご自宅での待機生活の中では、親御さんたちの努力によってのみ、その子らは椅子に座る機会を得られます。
ねっころがって聴く音楽と、同じ音楽を座って聴くのとではたったそれだけのことでも大きな違いがあります。
私が直接手を差しのべることはできませんが、最近の情勢を見ていると、その子らに想いを馳せるとそのような気持ちになります。
今だからこそ、座位保持装置に座ってもらって、そしてもし、椅子のことで何か気になるようなことがあったら、そういうことには手を差しのべ協力することはおもいっきり出来ます♪
今こそ座位保持装置の意味を見つめなおし、そしてともにコロナに打ち勝ちましょう!
2020年04月29日
ネットDE福祉機器展 パート5 アクティブキッズに向けての軽量バギー
シーティング・コーディネーターの水野です♪
体幹の安定性がある程度確保できているお子さんには、本格的な姿勢変換が可能なバギーや車椅子より、
コンパクトで軽量なバギーが使い勝手も良く、好まれている傾向があります。
今日現在で代表的なモデルを挙げますと、日進医療器さんのピグレオ2や昭和貿易さんのVIVO(ビーボ)などですかね♪
ちょっと両者をまさに福祉機器展示会のごとく並べて比較してみましょう♪
ピグレオ2(M) vs VIVO-14


ちがいは何箇所かありまして、まずどちらもアクティブキッズ向けということで、座面の傾斜がフラットに近い(傾斜が強すぎると、体幹を起こそうとして無理な姿勢になりがち)ですが、ピグレオ2の方が少し地面からの高さがあります。これは、介助者の抱っこによる移乗のしやすさと真夏酷暑の路面からの熱射照り返し防止の2点が考えられます。

折りたたみ方もそれぞれ独特です♪ビーボはA型ベビーカーのように傘のしぼむように折りたたまれ、ピグレオ2は平面にたたまれなお、自立します♪車などの乗り降りで手がふさがっているときや、チャイルドシートなどにお子さんを乗せる途中などは自立してると楽でしょうね♪また、ビーボは収納スペースの長ささえ確保できれば幅はコンパクトに収納できます♪




どちらもプチリクライニング調整が付いており、お子さんがうたた寝しちゃっても安心ですまた、ピグレオ2にはメッシュの荷物置きが別注で取り付け可能です♪重量はどちらも6〜8s程度です。
めっちゃ雑談ですが、ビーボはアメリカ製、ピグレオチルト2は愛知県北名古屋市製(製品企画由来ベースでの産地)ですが、何か比べるものはないかと思いまして、そしたらアメリカ=自由の女神像と北名古屋市の市内アートの銅像が勝負させられると気付きました♪

自由の女神の顔のアップはカイヤさんに似てるかなと(いい意味で)♪


そして北名古屋市のアートな銅像は、ちょっぴりナマナマしいですね(ちゃんと着ていらっしゃいます)♪皆さんはどちらに軍配をあげますか?
体幹の安定性がある程度確保できているお子さんには、本格的な姿勢変換が可能なバギーや車椅子より、
コンパクトで軽量なバギーが使い勝手も良く、好まれている傾向があります。
今日現在で代表的なモデルを挙げますと、日進医療器さんのピグレオ2や昭和貿易さんのVIVO(ビーボ)などですかね♪
ちょっと両者をまさに福祉機器展示会のごとく並べて比較してみましょう♪
ピグレオ2(M) vs VIVO-14


ちがいは何箇所かありまして、まずどちらもアクティブキッズ向けということで、座面の傾斜がフラットに近い(傾斜が強すぎると、体幹を起こそうとして無理な姿勢になりがち)ですが、ピグレオ2の方が少し地面からの高さがあります。これは、介助者の抱っこによる移乗のしやすさと真夏酷暑の路面からの熱射照り返し防止の2点が考えられます。

折りたたみ方もそれぞれ独特です♪ビーボはA型ベビーカーのように傘のしぼむように折りたたまれ、ピグレオ2は平面にたたまれなお、自立します♪車などの乗り降りで手がふさがっているときや、チャイルドシートなどにお子さんを乗せる途中などは自立してると楽でしょうね♪また、ビーボは収納スペースの長ささえ確保できれば幅はコンパクトに収納できます♪




どちらもプチリクライニング調整が付いており、お子さんがうたた寝しちゃっても安心ですまた、ピグレオ2にはメッシュの荷物置きが別注で取り付け可能です♪重量はどちらも6〜8s程度です。
めっちゃ雑談ですが、ビーボはアメリカ製、ピグレオチルト2は愛知県北名古屋市製(製品企画由来ベースでの産地)ですが、何か比べるものはないかと思いまして、そしたらアメリカ=自由の女神像と北名古屋市の市内アートの銅像が勝負させられると気付きました♪

自由の女神の顔のアップはカイヤさんに似てるかなと(いい意味で)♪


そして北名古屋市のアートな銅像は、ちょっぴりナマナマしいですね(ちゃんと着ていらっしゃいます)♪皆さんはどちらに軍配をあげますか?
2020年04月23日
ネットDE福祉機器展 パート4 ユーキトレーディングさんのフォーカスCRとフリップ
パート4に至って、マジで最新の情報が飛び込んで来ました!
ユーキトレーディングさんの扱うアメリカのキーモビリティー社製のシーティングアイテムです♪
チルトしても重心の位置が変わらないので、非常にコンパクトなホイールベースになっています。
サイズの拡張性も備えますね。
厚生労働省の座位保持装置完成用部品にも登録されたとのこと。
https://youtu.be/3HHjQt_rqXI
https://youtu.be/6CRnlVdxyfw
アメリカのハンバーガー♪

ユーキトレーディングさんの扱うアメリカのキーモビリティー社製のシーティングアイテムです♪
チルトしても重心の位置が変わらないので、非常にコンパクトなホイールベースになっています。
サイズの拡張性も備えますね。
厚生労働省の座位保持装置完成用部品にも登録されたとのこと。
https://youtu.be/3HHjQt_rqXI
https://youtu.be/6CRnlVdxyfw
アメリカのハンバーガー♪

2020年04月22日
車椅子のテーブル固定の工夫♪ 水野コーデ編
2020年04月21日
ネットDE福祉機器展、第3回! ふたたび九州へ戻ります
長崎といえば・・・ちゃんぽん♪
ちゃんぽんといえば・・・それはけっして長崎だけではないようです!(驚)
琵琶湖で有名な滋賀県にも、大人気で美味しい「ちゃんぽん」があるということを知りました♪



とてもあっさりとした透き通ったスープで、キャベツなどの野菜の旨みがしみ込んだほのかな甘みが印象的でした♪
詳しくはこちらで↓
http://chanpontei.com/
長崎というと、私が30歳のときに、座位保持装置作製の修行のために「シーズ」さんと「きさく工房」さんを訪れたのを思い出します。現地で食べた本場のちゃんぽんと皿うどんがおいしすぎて忘れられない!
ま、そのシーズさんの歴史的名機がカーシート「キャロット」ですね♪
キャロット3.pdf
いろんなモデルチェンジなどの変遷があり、今も「衝突安全テストを唯一クリアした」安心・安全なカーシートです。筋緊張が特に強く、また姿勢に顕著な変形などがみられないようなお子さんのケースには、わりと適合性は良好な印象です。ファーストカーシートにはぜひ、キャロットをお勧めします♪
ただ、国の助成額よりじゃっかん価格がオーバーするようですので、関わる業者さんに確認してください。
私水野のコーディネートでは、キャロットに送風システムを内蔵させることもしばしばやりましたね。これは必要なお子さんにはとても好評でした♪

キャロット3送風.pdf
最後に余談ですが、水野コーデでは過去にこんなカーシートも作製しました。ミッキーカラーですよ♪


ちゃんぽんといえば・・・それはけっして長崎だけではないようです!(驚)
琵琶湖で有名な滋賀県にも、大人気で美味しい「ちゃんぽん」があるということを知りました♪



とてもあっさりとした透き通ったスープで、キャベツなどの野菜の旨みがしみ込んだほのかな甘みが印象的でした♪
詳しくはこちらで↓
http://chanpontei.com/
長崎というと、私が30歳のときに、座位保持装置作製の修行のために「シーズ」さんと「きさく工房」さんを訪れたのを思い出します。現地で食べた本場のちゃんぽんと皿うどんがおいしすぎて忘れられない!
ま、そのシーズさんの歴史的名機がカーシート「キャロット」ですね♪
キャロット3.pdf
いろんなモデルチェンジなどの変遷があり、今も「衝突安全テストを唯一クリアした」安心・安全なカーシートです。筋緊張が特に強く、また姿勢に顕著な変形などがみられないようなお子さんのケースには、わりと適合性は良好な印象です。ファーストカーシートにはぜひ、キャロットをお勧めします♪
ただ、国の助成額よりじゃっかん価格がオーバーするようですので、関わる業者さんに確認してください。
私水野のコーディネートでは、キャロットに送風システムを内蔵させることもしばしばやりましたね。これは必要なお子さんにはとても好評でした♪

キャロット3送風.pdf
最後に余談ですが、水野コーデでは過去にこんなカーシートも作製しました。ミッキーカラーですよ♪


新しい名刺、はがき大で作ったよ♪
2020年04月03日
2020年04月02日
ネットDE福祉機器展 パート2! デザインと機能の終着点 木製座位保持装置の「ティンクル」
福岡県といえば明太子、明太子といえばかねふく、かねふくといえばめんたいパークということで、東海地方では常滑のめんたいパークで時折お世話になっております♪
最近では、昨年秋に大阪で開催されたこどもの福祉機器展に出展の際に、同じくめんたいパークで明太子おにぎりを昼食に頂きました。

おびただしい数の明太子!

握りたてのバクダン明太子おにぎりは、いつも売り切れてしまいます。

座位保持装置の歴史は木製のいすから始まりました。
家具職人さんや造形を専攻されていた数人の先人たちによって、オーダーメイドの座位保持装置の世界が切り開かれました。
工房とよばれるその組織体は、いまや全国各地に広がりましたが、オーダーメイドの木製座位保持装置を既定のスペックに落とし込んで気軽にチョイスできるように取り組んだのが、前置きが長くなりましたが九州福岡に拠点を置く「有薗製作所」さんです。
「オルソチェアー」という名は一時木製座位保持装置の代名詞ともなりました。
その有薗製作所さんが、伝統の既成木製椅子の機能とデザインを究極にまで融合させた最終形態が、この「ティンクル」と言えるでしょう。
この椅子を見ていると、使う子どもの視点に寄り添って設計されていることがはっきりとわかります。

私も東海地区最後の工房の生き残りとして、師匠から言い聞かされた言葉をよく思い出します。
「座ったらイイこと(楽しいこと)が起こると思わせる(感じさせる)椅子を作らなければいけない」
それを師匠は「ワクワクする椅子」と呼んでいました。
有薗製作所さんのティンクルは、きっと子どもにとってそう感じさせる椅子なんだと思います。
カタログはこちら♪
↓
有薗製作所 ティンクル.pdf
最近では、昨年秋に大阪で開催されたこどもの福祉機器展に出展の際に、同じくめんたいパークで明太子おにぎりを昼食に頂きました。

おびただしい数の明太子!

握りたてのバクダン明太子おにぎりは、いつも売り切れてしまいます。

座位保持装置の歴史は木製のいすから始まりました。
家具職人さんや造形を専攻されていた数人の先人たちによって、オーダーメイドの座位保持装置の世界が切り開かれました。
工房とよばれるその組織体は、いまや全国各地に広がりましたが、オーダーメイドの木製座位保持装置を既定のスペックに落とし込んで気軽にチョイスできるように取り組んだのが、前置きが長くなりましたが九州福岡に拠点を置く「有薗製作所」さんです。
「オルソチェアー」という名は一時木製座位保持装置の代名詞ともなりました。
その有薗製作所さんが、伝統の既成木製椅子の機能とデザインを究極にまで融合させた最終形態が、この「ティンクル」と言えるでしょう。
この椅子を見ていると、使う子どもの視点に寄り添って設計されていることがはっきりとわかります。

私も東海地区最後の工房の生き残りとして、師匠から言い聞かされた言葉をよく思い出します。
「座ったらイイこと(楽しいこと)が起こると思わせる(感じさせる)椅子を作らなければいけない」
それを師匠は「ワクワクする椅子」と呼んでいました。
有薗製作所さんのティンクルは、きっと子どもにとってそう感じさせる椅子なんだと思います。
カタログはこちら♪
↓
有薗製作所 ティンクル.pdf
ネットDE福祉機器展 パート1! イタリア製の座位保持装置 BUG
イタリアといえば、ピザやパスタが有名ですよね♪
ちなみに、名古屋大須の商店街には世界的にその腕を認められたピザ職人のお店があり、人気のマルゲリータを求めて連日長蛇の列で賑わっています。

さて、座位保持装置、とりわけ海外製のものというと、北欧やアメリカの製品が主流でしたが、突如、ブランドイメージでシャレオツ感満載の国イタリアからやってきたのがこの「BUG バグ」システムです。

従来の座位保持装置のゴツゴツしたイメージを極力落として、ツルッとしたスマートなデザインが印象的です。これは「何か特殊な椅子に座ってる感を、できれば抑えたい」というごく普通の感覚をストレートに表現したもので、こういう感覚はじつはとても大事だと思うのです。
さて、ツルッとしているというのは座席内全体が柔らかいクッションに囲まれており、身体の緊張が強かったり不随意の動きが多かったりするお子さんには、身体に当たって傷つけるような心配が少ないという利点を持っています。
パットやベルトのオプションも多彩で、支持面が柔らかいことに反して姿勢保持機能はかなり高いものになっています。
さらに成長対応機能が充実していることと、室内フレームと屋外フレームとの接続の互換性があるため、同じBUGという座位保持装置をどの生活シーンにも利用できるというメリットもあります。
人工呼吸器などの搭載機能もしっかりしており、Sサイズでは屋外フレームとの対面設置が可能で、お子さんの表情を常に見ていてあげることが可能です。


さらに、私シーティング・コーディネーターの水野の手にかかりますと、涼しいメッシュの水玉模様でコーディネートもしちゃいますよ♪

昭和貿易さんの情報もありますので、ぜひ、チェキラってください!
↓
http://showa-boeki.co.jp/bug/
ちなみに、名古屋大須の商店街には世界的にその腕を認められたピザ職人のお店があり、人気のマルゲリータを求めて連日長蛇の列で賑わっています。

さて、座位保持装置、とりわけ海外製のものというと、北欧やアメリカの製品が主流でしたが、突如、ブランドイメージでシャレオツ感満載の国イタリアからやってきたのがこの「BUG バグ」システムです。

従来の座位保持装置のゴツゴツしたイメージを極力落として、ツルッとしたスマートなデザインが印象的です。これは「何か特殊な椅子に座ってる感を、できれば抑えたい」というごく普通の感覚をストレートに表現したもので、こういう感覚はじつはとても大事だと思うのです。
さて、ツルッとしているというのは座席内全体が柔らかいクッションに囲まれており、身体の緊張が強かったり不随意の動きが多かったりするお子さんには、身体に当たって傷つけるような心配が少ないという利点を持っています。
パットやベルトのオプションも多彩で、支持面が柔らかいことに反して姿勢保持機能はかなり高いものになっています。
さらに成長対応機能が充実していることと、室内フレームと屋外フレームとの接続の互換性があるため、同じBUGという座位保持装置をどの生活シーンにも利用できるというメリットもあります。
人工呼吸器などの搭載機能もしっかりしており、Sサイズでは屋外フレームとの対面設置が可能で、お子さんの表情を常に見ていてあげることが可能です。


さらに、私シーティング・コーディネーターの水野の手にかかりますと、涼しいメッシュの水玉模様でコーディネートもしちゃいますよ♪

昭和貿易さんの情報もありますので、ぜひ、チェキラってください!
↓
http://showa-boeki.co.jp/bug/